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魅力的な土地のさがしかた



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はじめに

白丸villageに遊びにきたお客様がまず驚くのは自然の美しさです。

東京都内で新宿から90分、電車でアクセス可能なのにも関わらず、周囲は森にかこまれて目の前にはエメラルドグリーン色に輝く白丸湖があります。


白丸villageが提供しているようなアウトドアサウナやSUPなどのアクティビティを楽しめることは当然ながら、プライベートキャンプ場や別荘などその土地の魅力がワクワクする想像をかきたてるような場所です。


そして営業を開始して2年目ですが、まさにこのような土地をさがしているというお客様ともよくお会いします。


日本は森林と水資源が多くまさに魅力的な土地は東京近郊でも数多く存在していると思います。ただ、実際に買いたいと思い探し出すとなかなか情報が出てこない。。


今回はそんな隠れた秘土地を探し出し、購入するまでの方法を私自身の経験からご紹介しようと思います。

魅力的な土地の情報がでてこない理由

賃貸や持家を探そうとする場合スーモやhomesなどで希望条件をいれれば簡単に条件にあう物件情報を教えてくれます。しかし秘土地はまったくインターネット上には出てきません。それは一般不動産は駅と築年数という単純な価値基準で価格がきめられるため不動産仲介会社も扱いやすく、利益になる仕事です。しかし、秘土地は周囲の取引履歴もない、物件条件も扱いづらいものです。また自然的魅力は販売価格には反映されない(駅徒歩、築年数などの一般基準では低評価)ため、不動産仲介会社にとっても利益にはなりません。 不動産的価値評価が低いため持ち主がなくなった場合でも相続人も登記をしないなどの原因になり、ますます情報は埋もれていくことになります。

魅力的な土地の探し方

そこで絶景などの土地を探すためにはインターネット上の情報はあてにせず、アナログ的に足でかせぐしかないのです。

  1. google map等でだいたいのあたりをつける。湖や滝などランドスケープを絞って探す。

  2. 現地をねり歩く。車やバイクでも可だがスピードがあると細かな現地情報を見落とす可能性があるので歩きがおすすめ。

  3. とりあえず玄関のチャイムをならす、周辺の住人に聞き込み ※どうしたって怪しい人になるのでその恥を捨てるのが重要

  4. 住所から地番をさがす(地番検索サービス) https://www1.touki.or.jp/news/details/info17_014.html

  5. 地番から不動産登記簿を取得し、登記簿上の所有者を特定(登記情報提供サービス) https://www1.touki.or.jp/

  6. 登記簿上の所有者に丁寧に手紙をかき購入したい旨を伝える


とここまでは土地に未関係のものでも誰でも行える調査工程になります。

ステップ6までで所有者がみつかったら幸運で、あとは真摯に向き合いどれだけ自分がその土地を購入したいかを伝えていくだけです。


しかしよく発生するのが6では所有者が特定できない場合です。 その際の対応は次章で説明します。

所有者不明土地とは

ステップ6までで特定できない場合は下記3つの原因が考えられます

  1. 単純に持ち主から返事が来ない

  2. 所有者が引っ越しをしており、登記簿上の住所に居住しない

  3. すでに亡くなっているが相続登記をしていない


1の場合は何度か手紙をだし、現地に菓子折りをもってご挨拶に行くなどやはりアナログになる。ここはどれだけ怪しいと思われても人と人なので真摯に向き合うしかない。どれだけ自分がその土地が欲しいかという熱量によってこれができるかが変わってくるだろう。


2.3の場合は、市役所等で転出届や戸籍などを取得して最新情報を把握する必要があるが、第三者であるため本人の同意なしに取得することは当然できない。


そこで出てくるのが令和4年度施行の[所有者不明土地管理制度]である。


そもそも所有者土地管理制度とは、持ち主のわからない土地・家が日本全体で約九州1個分あるという社会課題を解決するために新設され制度で、そういった土地の利活用をするために地方裁判所に申立てを行い代理人を選定してもらい、その代理人が土地の処分権(売却)も可能という制度である。


その申立てを行うには、どれだけ探しても見つからなかったという報告書の提出が必須であり、申立てを行えば裁判(非訴訟)に使用するという公的な理由があるため市役所等でも転出届などの発行を第三者であっても可能となる。


そこで判明した住所に手紙をだす⇒現地調査⇒報告書作成など様々な書類と工程があるがあまりに大変なので司法書士さんに依頼するのがおすすめである。

私は自分自身の勉強もかねて改正民法を読み、裁判所の申立て様式の確認、裁判所への申立てなどすべて自分でやってみた。大変学ぶことは多かったがあまりお勧めはしない。


自分でやりたい人向けに参考情報次章で紹介する。

最後に

魅力的な土地をさがす、購入するまでの道のりは想像以上に大変で歩き回ることになります。しかし、その過程で私自身はその土地にかかわっていたご家族とお話しする機会をもらえ、前の世代の人がどんなにこの土地を愛していたかを聞くことができ、心からいい経験だったと感謝しています。 もしその土地を受け継ぐことができたなら、土地と前の世代の所有者、そしてそれを譲ってくれたご家族に感謝しその土地の守り人になるという気概が大事であると思う。

絶景などの土地を探している人に少しでも参考になればと思います。






 
 
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